大容量サドルバッグの選び方、運び方
大型連休中のおうち時間にbirdyのロングライド仕様を仕上げましたが(実は12月からやってたのは内緒🙊)、容量と使い勝手をアップさせました。
大型連休中にくんだbirdyロングライド仕様
今回は前回のサドルバッグについて掘り下げました。
目次
ロングライドにサドルバッグ
■birdyに使っているサドルバッグ
【rin project】トラベルサドルバッグ14L バイクパッキング ロールトップ 自転車 1050 BLACK My Choice👏
容量:8~14L
素材:ナイロン(裏面PVC防水加工)
カラー:ブラック
サイズ:W210mm×H140mm×L370~550mm
重量:500g
参考価格:¥15400
(Y's road etc.)
防水にはならないので中には防水の工夫が必要。奥先端にはツールを入れてからULスタッフバッグをいれてからパッキングしてます。スタッフバッグには冬でも上着、フリース、着替えが十分入りますよ。取付け工具不要の簡単装着できるのがGood
メーカーウェブサイトから
キャリアや特別な金具を必要とせずに、自転車に荷物を取り付けて旅をする【バイクパッキング】が話題になっています。
近年、さまざまなメーカーからサドルバッグが販売されていますが、それらの多くは手でつかんで持ち運ぶしか有りません。
海外では、自転車をそのまま電車に持ち込める場合も多く、自転車から外したバイクパッキング用のバッグを持ち運ぶ前提で設計されていないのではないかと考えられます。
一方で、日本では輪行の際に、自転車も、自転車につけていたバッグも外して運ぶ必要があり、持ちにくいバッグは輪行中に不便な存在となってしまいます。
そこで、リンプロジェクトはロードバイクやクロスバイクにも取り付け安く、日本ならではの【輪行】という文化にマッチするサドルバッグを作りました。
もちろん、輪行が得意な、折畳自転車・小径車との相性も抜群です。
https://www.rinprojectshop.com/smp/item/1050.html
背負える大容量サドルバッグ
💡
https://www.rinprojectshop.com/smp/item/1050.html
使い方
☝️
■ロングライド仕様をつくっているこの機会にサドルバッグの容量をアップ
サドルはいろいろでてますが、10Lくらいまでのものが多いですよね。現行品のなかではrin projectのトラベルサドルバッグが容量があって、デザインもいいし、いちばんだと思います。
R250
https://worldcycle.info/bag/r25-l-wpssaddlebg
【R250】サドルバッグ ラージ
容量:6~14L
耐荷重:5kg
素材:water-resistant 600d polyester 裏PUコーティング
カラー:ブラック
サイズ:W140mm×H180mm×L330mm~440mm
重量:415g
参考価格:¥6468
(ワールドサイクル etc.)
参考までに
www.youtube.com
TOPEAK
https://topeak.jp/bag/bag41105.html
【TOPEAK】BackLoader 15L ブラック BAG41105 TBP-BL3B My Choice👏
容量:8~15L
耐荷重:5kg
素材:ポリエチレン/ナイロン
カラー:ブラック
サイズ:W280mm×H180mm×L~670mm
重量:565g
参考価格:¥10230
(カトーサイクル etc.)
大容量、頑丈、安い。ラインアップは6L、10L、15L
参考までに
www.youtube.com
Revelate Designs
https://www.tokyolife.co.jp/shop/twstore/060-0159-0760-2020
【Revelate Designs】SPINELOCK 16L
容量:16L
耐荷重:5kg
素材:210デニール・リップストップナイロン(ポリウレタンコート)
カラー:ブラック
サイズ:W350mm×H mm×L~600mm
重量:680g
参考価格:¥30800
(TOKYOlife)
サドルバッグの老舗 Revelate Designs/Viscacha は6L~14L使えてしかも見た目もカッコいいですが、¥21750とおたかめ。Revelate Designs/SPINELOCK は10Lと16Lで展開してます。ちなみに16Lのお値段は¥30800。Viscachaは同じ容量のrin projectで代用しますけど…。SPINELOCKは欲しいけど手が届きません…
参考までに
とりあえずYoutubeで満足…💦
www.youtube.com
ORTLIEB
http://www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=21&item_category_id=173
【ORTLIEB】シートパック 16.5L
容量:8~16.5L
耐荷重:5kg
素材:ナイロン(ポリウレタンコーティング)
カラー:スレート
サイズ:W220mm×H300mm×L~640mm
重量:430g
参考価格:¥23650
(Y's road etc.)
フラフラするときは別売のサポートストラップでしっかり固定するみたいです。
参考までに
www.youtube.com
APIDURA
https://www.apidura.com/shop/expedition-saddle-pack/
【APIDURA】APIDURA サドルバッグ・ドライ 17L レギュラー
容量:17L
耐荷重:5kg
素材:TPUハイパロン素材
カラー:ブラック
サイズ:W190mm×H180mm×L350~520mm
重量:420g
参考価格:¥20370
(TOKYOlife)
参考までに
www.youtube.com
■新しくしたサドルバッグをレビュー
ORTLIEB 16.5LとかTOPEAK 15Lのどちらかで悩みましたが、カラーとボリューム、汎用性でロングライド・キャンプツーリング用にTOPEAK BackLoader 15Lを購入しました。いままで使ってrinprojectのふだん使いにするつもりです。
比べてみると
rinprojectの14Lから15Lに1L変わるだけでだいぶ大きさも変わりました。
カトーサイクルで入手した。
裏側
展開したところ 表側
同じく展開したところ 裏側
くるくるまいたらサポートストラップを装着できるようです。
内には防水スタッフバッグが付属していました→自前のUL防水スタッフバッグを使おう🤔
TOPEAK
- 荷物を運ぶのにストレスフリー
- 容量が少ないと不細工
- 荷物が多いと中折れする
- カラーは車体のカラーと喧嘩しない
- リュックにならない
rinproject
- 14Lのわりに荷物ははいらない
- 容量が少なくても多くてもスタイリッシュ
- 荷物が多くても中折れしない
- カラーは車体のカラーと喧嘩しない
- リュックになる
一長一短ですかね🤔
ツーリングシーンにあわせるのが○かと。
MINOURA サドルレール用シートバッグ・スタビライザー はバイクパッキングの救世主か?
サドルバッグの左右から挟み込むことで、横揺れを軽減するというスタビライザーです。
■birdyのロングライド仕様
ネットをみて気になったパーツをいつかレビューしようと思っていましたが、めちゃくちゃはやくレビューできました(笑)
http://www.minoura.jp/japan/accessory/utilityholder/sbs-250.html
SBS-250
サドルレール用シートバッグ・スタビライザー
MINOURA/SBS-250 シートバックスタビライザー
容量:W145mmの範囲
耐荷重:5kg
素材:アルミニウム
カラー:ブラック
サイズ:W145mm×D130mm×H105mm
重量:220g
参考価格:¥2750
(Amazon)
サドルバッグスタビライザーはサドルバッグの左右から挟み込むことで、横揺れを軽減します。思ったより横幅が狭いかも?という前評判。
大型サドルバッグの左右への揺れを抑えてボトルケージも2ヶ所増やせます。すぐにとりだしたいツールケースなんかをいれとくと便利。ただ、外さないで輪行袋にいれたらすぐに破損しそうです🤔
相性がいいのは R250 TOPEAK(15L) APIDURA(R) で、ORTLIEBとは相性が悪いみたいです。
大型連休最終日にショップをまわりましたが、マニアックすぎてどこにもおいておらず。ミノウラの売れ筋はカトーサイクルにはありましたが…。で、Amazonで探すとヒット。
ダボスという製品名でミノウラが製造しているみたいで、シートバッグスタビライザー、バッグホルダー、ボトルケージは自宅に余っているのを使おうとしましたが、ついでにグラベルケージ、KCNC ボトルケージボルト、を発注しました。
シートバッグスタビライザーとバッグホルダーは別売ではなく、セット販売のほうがお得です。知らないで別々に発注してしまいました…後から知ってちょっと後悔
紳士は、そう!お金で解決するのです😀
前評判で Selle SMP にはつかないと知っていたので サドルを BROOKS CAMBIUM C17 に戻しました。
スタビライザーの組み込み方は
まず、サドルレールに傷がつくのが心配なので、サドルレールに保護テープをまいておきました。ボルトを1ヶ所仮止めしてからサドルレールに差し込みます。
動かして上のほうに固定するイメージで仮止めします。
止める
左右1本ずつのボトルケージを取り付けることができるので、MINOURA Dura-Cage ボトルケージをカトーサイクルで2つ買って組み込みました
ツールボトルをあわせてみた
ツールケースはボトルサイズ21oz.にあわせるのがベスト。ステムの後ろには Klean Kanteen インスレート 16oz. (473ml)、サドル側にインスレート 12oz (355ml)とTOPEAK ツールケースを積載してちょうどくらいでした→180mmくらい。もしくはステム後ろにツールケースをつんで、サドル側に 同じサイズ200mm以下のサイクリングボトルを2つ積載するのもありかな。積載方法は個人の趣味嗜好ですが、とりあえずサドル側は小さめにおさえるのがポイントです。
【TOPEAK】エスケープ ポッド ツールケース Mサイズ
容量:0.62L
耐荷重:-
素材:エンジニアリング グレード ポリマー
カラー:ブラック
サイズ:Ø74 x H164mm
重量:72g
参考価格:¥2090
(カトーサイクル etc.)
ちょうどMサイズがぴったりきますね
サドルバッグをつけた
横幅はちょうどぴったり
ダンシングも…ほとんど揺れがなくなりました
しっかり固定もされています
中折れが気になるので余ってたストラップをサドルバッグに組み合わせました。
取り付け方は、ただ穴にストラップをとおして反対側はシートピラーを回してパチッて止めただけ。
10代~20代の若々しいそそりたつイメージに(笑)
ツールボトルをサイクリングボトルに変えてみたらまたイメージがかわりました。ステム側にツールボトルでサドルにサイクリングボトルという使い方もあり💡 僕はふだんKlean Kanteen 24oz.を使ってますが、サドル側だとめちゃくちゃではないにしてもお尻を邪魔します(笑) んで、Klean Kanteenだと21oz.がいいくらい。
輪行ごとに取り外そうと思っているので、心に余裕ができました(笑)
■スタビライザーのカスタム
完成形のようにみえましたが…
下部がどうもタヌキの○玉みたいにぶらぶらw 不安に… と感じます。
最初からそういう見通しはしていたので別に発注していたダボス SBS-250/250D兼用バッグホルダー。
パーツを組み込みました。バッグホルダーをつけるとボルトは8mmから15mmになります。
もうひとつ、グラベルケージがほしくて、ダボスのグラベルケージをAmazonでポチっ。
グラベルケージをつけるとボルトは15mmから18mmになります。グラベルケージだとはみださないぴったりサイズでかなりしまりますし、ツールボトルもぴったりします。これはこれでよいのですが、なんか騒々しい感じがするんですよね…。
ちょっと悩んで、結局、付属のボルトからKCNCのボトルケージボルトに変えてボトルケージをはずしました。つけてみて皿ネジ M5 15mmのほうがスマートだとは思いましたがww
birdyの折り畳みではこんなふうにすると輪行袋にすっぽりはいります。
※birdyをドロップハンドル化した場合、輪行袋でフィットするのはtern Carry On Cover 2.0になります。
さらに
スタビライザーのダボ穴から微妙な金属突起がせり出ています。
この突起がサドルバッグの側面に当たり続けることになるので、布地を痛める原因になります。
ドロップハンドルのバーテープを巻く前にビニールテープではなく、電気絶縁でつかうアセテート粘着テープ を使っているので、道具箱から引っ張りだしてきてスレの対策をしときました。強力補修テープ でもよいかもしれませんね。
4ヶ所ダボ穴を布粘着テープではりました。以前ブロンプトンにはっていた保護テープにしようかと思いましたが、クリアより同系色のほうがあうかな。
今回のカスタム
サドルバッグで+1Lが今回の変化。
シーンごとにまとめるとシーンごとに適正容量になりました。
サドル14L+ウェストバッグ7L=21.0L
rinproject 日帰りツーリングver
rinprojectをあわせました。いままでと印象が違ってみえます。
サドル15L+ウェストバッグ7L=22.0L
TOPEAK 日帰りツーリングver
TOPEAKになるとヘビーですね。
サドル15L+ハンドルバー7L+ウェストバッグ7L=28.0L
ロングライドver
TOPEAKだとロングライドのほうがしっくりきます。
サドル15L+フロント25L+ウェストバッグ7L=47.0L
デイキャンプツーリングver
パニアバッグをつけただけで重厚なイメージですね。
サドル15L+ハンドルバー7L+フロント25L+ウェストバッグ7L=54.0L
キャンプツーリング ver
かなりヘビーな印象。ロングライドでもかなりの日数いけそうな気がします。
見た目、けっこうスポーティーになりました👍
サイクリングでのパッキングは登山とよく似てます。
ちなみに僕は登山で夏山テント泊だと45~55L(7日くらい)
冬山テント泊で75L(3日くらい)
を目安にしてます。
ウェストバッグはごはんを食べにいくときにサッと移動するだけに貴重品と身の回りのものしか入れないので半ば余計w
サドルとツールボトルがパッキングの基本になるのがわかりました。
登山のパッキングと同じですが、不安なぶんだけ荷物がデブになりがち。
荷物の量にあわせるよりシーンごとのパッキングを考えてバッグに荷物をあわせるのが必要。さらに耐荷重を考えて容量の60~70%にしとくのがよいかと思います。
birdyのカスタムは銭さえ突っ込めばなんぼでもできますよ😀
birdyのサドルバッグに BackLoader 15L と、あわせてMINOURA SBS250はいかがですか?
関連書籍
星井 さえこ:おりたたみ自転車はじめました、KADOKAWA、2021年2月
こんちき:おりたたぶ、週刊少年マガジン、講談社、2020年7月
(3巻セット)
和田サイクル 技術監修、自転車日和編集部 編:BROMPTONメンテナンスブック 長く快適に付き合うために、辰巳出版、2020年8月
折りたたみ自転車で旅に出たくなる本 小さな自転車を大きく楽しむ! 、ヤエスメディアムック、八重洲出版、2020年2月
自転車キャンプを楽しむ50のヒント、ヤエスメディアムック、八重洲出版、2020年9月
自転車キャンプがよくわかる本、ヤエスメディアムック、八重洲出版、2019年6月
山と溪谷社(編)、自転車ツーリングハンドブック ツーリングの準備から実践までサイクリスト必携の一冊、2013年11月
田村 浩、バイクパッキング入門 自転車ツーリングの新スタイル、実業之日本社、2017年9月
折りたたみ自転車&スモールバイクCUSTOM2020 理想の愛車に仕上げよう! 、タツミムック、辰巳出版、2020年1月
自転車日和 For Wonderful Bicycle Life Volume 52 (2019夏) ちょっと気になる折りたたみ自転車、タツミムック、辰巳出版、2019年7月
Spec
Folded:60cm(H) x 34cm(W) x 72cm(L)
フレーム:birdy monocoque
ハンドル:SHIMANO PRO LT コンパクト ハンドルバー 31.8mm 420mm
ヘッドセット:internal 1-1/8" I/D 44㎜
リム:Alex DA16i
フロントハブ:birdy alloy hub 24H
リアハブ:Shimano 36H
フリーホイール:Shimano CS-HG400 11-32T
BB:integrated 68㎜
クランク:birdy
チェーンリング:Chainring Set 56T
リアディレーラーSHIMANO Sora GS 9S RD-R3000
シフター:SHIMANO STIレバー SORA ST-R3000
ブレーキレバー:Shimano BL-R3000
ブレーキキャリパー:SHIMANO ULTEGRA BR-R8000 リア用
タイヤ:Schwalbe Kojak 18x1.25
サドル:BROOKS CAMBIUM C15 ALL WEATHER
シートポスト:Alloy post 34.9×565㎜
ペダル:MKS UB-LITE Ezy ブラック
重量(ペダルは含まず)9.87kg
参考 birdy関連メーカーの公式ホームページ
【Pacific Cycle Japan】 https://pacific-cycles-japan.com/birdy/air.html
【SHIMANO】 https://bike.shimano.com/
【KAMOYA】 https://www.kamoya-ne.com/
【KMC】 http://mgc01.com/kmc/
【KCNC】 https://www.riteway-jp.com/pa/kcnc/
【三ヶ島製作所】 https://www.mkspedal.com/
【Joseph Kuosac】 https://josephkuosac.com/
【PRO】 https://www.pro-bikegear.com/
【GUEE】 https://guee.jp/
【CICLOVATION】 https://www.actionsports.co.jp/ciclovation.php
【GARMIN】 https://www.garmin.co.jp/
【ミノウラ】 http://www.minoura.jp/
【fabric】 https://fabric.cc/ja/
【和光ケミカル】 https://www.wako-chemical.co.jp/
【ParkTool】 https://www.hozan.co.jp/parktool/
【TOPEAK】 https://topeak.jp/
【CAMELBACK】 https://www.riteway-jp.com/pa/camelbak/bottle.html
【kleankanteen】 https://www.kleankanteen.jp/
【ABUS】 http://www.diatechproducts.com/abus/
【Knog】 http://www.diatechproducts.com/knog/
【CATEYE】 https://www.cateye.com/jp/
【ORTLIEB】 http://www.g-style.ne.jp/brand_detail.php?id=21
【rinproject】 https://www.rinprojectshop.com/
【Blackburn】 https://brand.intertecinc.co.jp/blackburn/
【CHROME】 https://www.chromeindustries.jp/
【STEMDESIGN】 https://www.stem-design.net/
【KAPELMUUR】 https://www.wave-one.com/shop/sp/