minivelo randonnee field

自然派サイクリストときどきサーファーです。2018年からブロンプトンオーナー。2019年にbirdyのオーナーになってから鈴鹿エンデューロに参戦しました。現在、合計4台のミニベロを所有、ミニベロランドナーで自然観察、登山、キャンプなどアウトドアな活動をしています。是非、Instagramのフォローお願いします。

birdyのロングライド仕様つくりました③…DHバーならブルベ・ロングライドもいけちゃいますね

birdyは常に進化する可能性を持っている

自転車を高速化するならまず足回りからが基本ですが、birdyのクランクやリムはけっこうよいものを使っているのでそこそこの走り(街のりで25km/h)ならあまり不満は(全くないというわけではないですが)ありません。高速化というよりどれだけ1日中走っていられるかという課題を考えたとき、birdyの場合、構造からくる不安定さがきます→ドロップハンドル化、フロントサス交換でだいぶクリア。さらに長距離といった場合、ハンドルのポジショニングが課題になり、これをクリアするのが、いわばDHバー。DHバーはトライアスロンというイメージがありますがブルベ・ロングライドに使われています。そうそうドロップハンドルの真ん中につきでた角のようなやつです。

このDHバーのメリットが前傾姿勢になることで空気抵抗減少をすることにあります。メリットはそのほかにもハンドルのポジショニングが増える、ペダリングで力を入れられる、長時間走行時のリラックスなどがありますがもちろんデメリットも。デメリットは、ハンドルだけで500g~の重量増加、ブレーキが遠いのでエクステンションバーを握る場所が限られる、シフトチェンジができない、安定性に慣れが必要、そのほかにもDHバーのタイプによってはフロントにつけていたバッグやサイコン・ライトをつけられなくなります。

デメリットもありますが、メリットも多いDHバーをbirdyに組み込むといくらでも走れそう


絶賛緊急事態宣言中ですが💦


randonneefield.hatenablog.com
randonneefield.hatenablog.com



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今回のカスタム



目次

ロングライドにDHバー

■DHバー選び

いままでDHバーの存在しか知らなかったので、まずはDHバー選びからはじまりました。


そこからか💦


ネットとかで評判がよいのがPROFILE DESIGNみたいです。TranzXが安いみたいですが、レビューをみていたら「アームレストが割れた」とかのレビューもあって、結果、PROFILE DESIGNとTranzXを組み合わせることにしました。

ちなみに、DHバーについて僕みたいな素人さん向けにまとめてみました。


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DHバーって言ってもいろいろあります大きくわけて
①ストレート、②Sベンド、③スキーベンド、④ドロップベンド、の4種類

快適性だと③→④→②→①
握った感じもリラックスポジションになれるのでスキーベンドがイチオシ。
しかし、レースで走行性を考えると
①→②→④→③
ストレートとSベンドがパワー向き。


長さはそれぞれで例えば大会の規約でブラケットをこえないショートバー

長いバーは必要に応じてカットできるので、まずは普通の長さで微調整できるエクステンションバーを選ぶのがよいと思います(350~400㎜程度)

パーツも組み合わせられるますしエクステンションバーも交換可能なのがうれしいですよね。


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https://www.riogrande.co.jp/product/node/74045
【PROFILE DESIGN】SONIC ERGO 45ar My Choice👏
素材:アルミニウム
カラー:ブラック
サイズ:406.4mmx330.2mmx177.8mm
重量:545g
参考価格:¥13970
(Amazon)

アームレスト:Ergo/10mmパッド
アームレスト幅:最小124mm~エクステンション使用で最大290mm(18.5mm刻み)
アームレストオフセット: -70mm~-17.5mm(7.5mm刻み)
アームレストスタック:最小60mm、既存のライザー使用で最大130mmのスタック追加
クランプ直径:31.8mm(26.0w/シム)


なので、エクステンションバーはTRANZ-XのJ-タイプ を取り寄せました。


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http://www.tranzx.com/
【TRANZ-X】クリップオンバー J-タイプ My Choice👏
素材:アルミニウム
カラー:ブラック
サイズ:mmxmmxmm
重量:g
参考価格:¥5500
(Amazon)

TRANZ-Xはお値段はお手頃で気軽に取り寄せできるのですがアームレストは樹脂製なのとボルト1つしか固定しないので、ネットでも「ワレタ!」と書き込みが目立ちます。なので少なくともアームレストはしっかりしたお値段のメーカーを選んだほうがよいと思います。




■DHバーの組み込み

で、DHバーをbirdyに組み込みます。


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週末のカスタムにあわせて集めたパーツ
PROFILE DESIGNのDHバーはまだとどいていません。


僕のこだわりというか、カスタムというかESIのシリコングリップを使おうと(固定式のグリップでもよいかとは思いますが握りやすさをを先行)


取り付けはそんなに大変な作業ではありません


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洗剤(もしくは石鹸水)につけます

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取り付けるバーとグリップの中両方に洗剤をたらして、グローブ(軍手 もしくはフキンでも)で支点を確保して一気に挿入します。→書いててエロいと思ったのは僕だけ?🤔

挿入するときは力をいれてグリップを押しながらねじこむようにいれます。乾くと動かなくなるので、一気に力を込めて→やっぱしエロい…

ショップではコンプレッサーなどで一瞬で入るようですが、一般的に自分でやるなら手間をかけないと難易度が格段にアップします。翌日は確実に大変な筋肉痛に…。途中で中断すると難易度はやはりアップするのでやり始めたら一気にやっちゃいましょう


実は途中で休憩して大変な目にあいました💦


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グリップを装着したらエンドキャップをはめて終了


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①ブラケット
②アームレスト
③エクステンションバー

①~③の順番に組み込んで仮止めしたら
④エアロブリッジをエクステンションバーにつけて調整して本止め

アームレストにパッドをつけて終了です


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やはりグリップをつけたら握りやすい


取り付けと取り付け後の調整が微妙です。


この時点ではまだPROFILE DESIGNがとどいていませんので、作業はここまで。




■GPSは考えなおさないと…

GPSはGARMINのサイコンではなくeTrex30xJを使っているのですが、DHバーを組み込むとアームレストが邪魔するのでGPSはもちろんパーツをハンドルバーにつけられなくなるのでユニバーサルコンピューターマウント(UCM)
UCMエアロブリッジを組み込んで、これらにつけることになります。


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つけた状態。


これもUCMとエクステンションバー両方取り寄せましたが、UCMには軽量なフロントライトを1つくらいつけるなら申し分ないですが、VOLT400くらいのライトを上づけしようならくるくる回ってしまいました。


エアロブリッジは固定する用途にマウントもつけられて便利。70mm~110mmの幅対応なのですが、本来はマウントをつけるのが目的なので固定するのに期待はしないほうがよいかもです。


GARMINでもeTrexシリーズをつかうにはマウントにハンドルバーマウントブラケットを組み合わせる必要があります。


ごちゃごちゃしたのは好きではないのでGPSしかつけてませんが、重積載はやはり気をつけたほうがよいかも。




■フロントバッグも考えなおします

フロントバッグもRIXEN&KAULのようにアタッチメントで固定するものはDHバーと被るので使えません。


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ただし、アタッチメントを使わずにDHバーの下側につけるタイプはつけられるみたいです。


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自宅にあったモンベルのフロントバッグを試してみたらつきました…が、出し入れがしずらいのできっと相性はあると思います


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位置も重要


モンベルのフロントバッグで容量が足りない、オルトリーブだと容量が大きいので検索したら


TOPEAK フロントローダー¥10340
TOPEAK バーローダー¥8580

というのがありました。


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https://topeak.jp/bag/bag41800.html
【TOPEAK】Front Loader My Choice👏
容量:8L
素材:ポリエチレン/EVA
カラー:ブラック
サイズ:287mmx330mmx50mm(フロントローダー)
  150mmx500mmx150mm(ウォータープルーフインナーバッグ)
重量:325g
最大荷重:5kg
参考価格:¥10340
(ショップ)


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https://topeak.jp/bag/bag41900.html
【TOPEAK】Bar Loader My Choice👏
容量:6.5L
素材:TPU
カラー:ブラック
サイズ:89mmx310mmx258mm
重量:276g
最大荷重:3kg
付属品:ショルダーストラップ、インナーバッグ
参考価格:¥7200
(Amazon)


RIXEN&KAULのアタッチメントは取り外し、ORTLIEB アルティメイト6といっしょにCarryMEに組み込むパーツになる予定





■折り畳むのに工夫が必要

DHバーは取り付け後に自分にあったようにするには微妙な調整が必要です。


エクステンションバー(グリップ)を握るのに邪魔にならず、折り畳み時にエクステンションバーを移動させることができる位置。birdyの場合、ブラケットをこえない長さにすれば装着したまま折り畳みが可能でした。


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走行中はエクステンションバーを前に出すように調整し、折り畳み時はエクステンションバーを後ろにひいてから畳むとちょうどよいように輪行袋に収納できます。


なお、エクステンションバーの幅を110mm以上にしておくとフレームにも干渉しません。さらにエクステンションバーがフレームをはさむように収納できます(エアロブリッジの幅が110mm以下だとはさめません)。おそらく収納時にキズがつくと思いますのでフレームカバーは必須ですけどね。


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輪行袋にもはいります。



■さらにカスタム追加

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カスタムをしながら数日後に届いたPROFILE DESIGN


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PROFILE DESIGNのアームレストはやはりよいな🎵


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TranzXのエクステンションバーを組み換え


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自分的にいいとこどりのカスタムができました。エンドキャップはPROFILE DESIGNのを流用。ただどちらのメーカーにしてもエンドキャップはすぐに破損しやすいので、パーツを変えたほうがよいかと思います。


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余ったエクステンションバーとアームレストの組み合わせは…現在検討中。新しいCarryMEにどうかな?


ブルベもロングライドもガンガンいけてしまうbirdy

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完成形


ブルベ、ロングライドに十分な準備


前傾姿勢がよりとれるようになりました。


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ハンドルまわりがコックピットになりました


今回も自宅からでていないので映える写メはありません💦


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走りたい


で、週末に名古屋港まで走ってきました👍


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往復20km、80分の距離ですが、かなり久しぶりにサイクルジャージを着たので気持ちよかったです。


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おうちで撮るより映えますね📷
ちょっとゴツゴツ感はしますが、一応カスタム完成形かな。
走っていてクランクとチェーンリングはやはりもう少しパワーは欲しかった…。


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名古屋港は広くて誰もいないのでDHバーに慣れるのに十分。ドロハンより力がはいるのと風の影響を受けにくいのでスピードでます。


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ポジショニングは微妙で、前日に近所のスーパーまで試し走りした結果再度調整。バー自体の長さはブラケットから少し前にくるポジション。幅は、前を100mmにして、アームレスト側は110mmに調整したポジション。平行にするより/\がいちばんしっくりしました。バーエンドキャップは付属品がポロっておちたので走る前にボルト締め付けタイプに交換しておきました→PROかBROOKSに変えたいんだけどね😑


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踏み込むと、けっこう肘に力が入るので、ロングライドだとやはりアームレストはしっかりしたものにしたほうが正解⭕


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ちなみにサドルレール用シートバッグ・スタビライザーは効果抜群でした。


残すところ、あとは脚力か…


関連書籍


星井 さえこ:おりたたみ自転車はじめました、KADOKAWA、2021年2月



こんちき:おりたたぶ、週刊少年マガジン、講談社、2020年7月
(3巻セット)



和田サイクル 技術監修、自転車日和編集部 編:BROMPTONメンテナンスブック 長く快適に付き合うために、辰巳出版、2020年8月



折りたたみ自転車で旅に出たくなる本 小さな自転車を大きく楽しむ! 、ヤエスメディアムック、八重洲出版、2020年2月



自転車キャンプを楽しむ50のヒント、ヤエスメディアムック、八重洲出版、2020年9月



自転車キャンプがよくわかる本、ヤエスメディアムック、八重洲出版、2019年6月



山と溪谷社(編)、自転車ツーリングハンドブック ツーリングの準備から実践までサイクリスト必携の一冊、2013年11月



田村 浩、バイクパッキング入門 自転車ツーリングの新スタイル、実業之日本社、2017年9月



折りたたみ自転車&スモールバイクCUSTOM2020 理想の愛車に仕上げよう! 、タツミムック、辰巳出版、2020年1月



自転車日和 For Wonderful Bicycle Life Volume 52 (2019夏) ちょっと気になる折りたたみ自転車、タツミムック、辰巳出版、2019年7月



自転車と旅 Vol.1 総力特集出発進行!「輪行」の旅、実用百科、実業之日本社、2010年5月

Spec

Folded:60cm(H) x 34cm(W) x 72cm(L)
フレーム:birdy monocoque
ハンドル:SHIMANO PRO LT コンパクト ハンドルバー 31.8mm 420mm
ヘッドセット:internal 1-1/8" I/D 44㎜
リム:Alex DA16i
フロントハブ:birdy alloy hub 24H
リアハブ:Shimano 36H
フリーホイール:Shimano CS-HG400 11-32T
BB:integrated 68㎜
クランク:birdy
チェーンリング:Chainring Set 56T
リアディレーラーSHIMANO Sora GS 9S RD-R3000
シフター:SHIMANO STIレバー SORA ST-R3000
ブレーキレバー:Shimano BL-R3000
ブレーキキャリパー:SHIMANO ULTEGRA BR-R8000 リア用
タイヤ:Schwalbe Kojak 18x1.25
サドル:BROOKS CAMBIUM C15 ALL WEATHER
シートポスト:Alloy post 34.9×565㎜
ペダル:MKS UB-LITE Ezy ブラック
重量(ペダルは含まず)9.87kg

参考 birdy関連メーカーの公式ホームページ

【Pacific Cycle Japan】 https://pacific-cycles-japan.com/birdy/air.html
【SHIMANO】 https://bike.shimano.com/
【KAMOYA】 https://www.kamoya-ne.com/
【KMC】 http://mgc01.com/kmc/
【KCNC】 https://www.riteway-jp.com/pa/kcnc/
【三ヶ島製作所】 https://www.mkspedal.com/
【Joseph Kuosac】 https://josephkuosac.com/
【PRO】 https://www.pro-bikegear.com/
【GUEE】 https://guee.jp/
【CICLOVATION】 https://www.actionsports.co.jp/ciclovation.php
【GARMIN】 https://www.garmin.co.jp/
【ミノウラ】 http://www.minoura.jp/
【fabric】 https://fabric.cc/ja/
【和光ケミカル】 https://www.wako-chemical.co.jp/
【ParkTool】 https://www.hozan.co.jp/parktool/
【TOPEAK】 https://topeak.jp/
【CAMELBACK】 https://www.riteway-jp.com/pa/camelbak/bottle.html
【kleankanteen】 https://www.kleankanteen.jp/
【ABUS】 http://www.diatechproducts.com/abus/
【Knog】 http://www.diatechproducts.com/knog/
【CATEYE】 https://www.cateye.com/jp/
【ORTLIEB】 http://www.g-style.ne.jp/brand_detail.php?id=21
【rinproject】 https://www.rinprojectshop.com/
【Blackburn】 https://brand.intertecinc.co.jp/blackburn/
【CHROME】 https://www.chromeindustries.jp/
【STEMDESIGN】 https://www.stem-design.net/
【KAPELMUUR】 https://www.wave-one.com/shop/sp/


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